宮崎県:都井岬〜日南海岸〜飫肥城編

都井岬 宮崎県

鹿児島県の大隅半島にある実家に帰省中に隣県の宮崎へ。車に自転車を積み込み、県境を越えたところの街、串間市の道の駅「くしま」に駐車。ここを発着点にして日帰りでまわってきます。ルートは下図のとおり、串間から都井岬〜日南海岸沿いを北上して日南市の飫肥城(おびじょう)をまわって串間に戻ってくる、距離110km、1400mアップのコース。

実は、自転車に乗り始めてまだ数ヶ月の頃、これに近いルート(もう少し短かったかな)をクロスバイクで友人と走ったことがありました。当時を思い返しても序盤の都井岬灯台まではアップダウンがかなりあってキツかった印象。あれから6年?7年?たって多少なりとも体力脚力もついているはず。自分の成長を確認したい(成長していると思いたい)ライド、、です。

発着拠点の道の駅「くしま」は2021年にできたばかりの新しい施設。スタート時は早朝でまだ閉まっていましたが、街なかにありながら駐車スペースも十分広く、飲食物産販売も充実してそう。トランポ拠点に申し分なしです。

道の駅「くしま」が開店前だったため通り向かいのコンビニで飲料や補給食など購入。自分の他にもローディーさんたちが輪行作業で組み立ててましたが、このへん人気コースなんでしょうか。
ともあれ8:30ごろ都井岬を目指してスタート。道中は車も少なく安全快適。坂がなければもっと快適。そう都井岬までの無限アップダウンはやはりキツかった。6〜7年前にクロスバイクで走った頃よりは登れてると思いたいけど当時はSTRAVAも知らなかったので比べるすべもなし。たぶん昔よりは登れてる、はず。。。
山中の坂道ヒーヒー漕いでいると、やがて樹木のない牧草丘陵地帯を走る日南フェニックスロードへ。景色がひらけると苦しさも少し和らぎます(気のせい)。岬への往路は登りに必死すぎて写真なんて撮る余裕なかったので、復路で撮った写真を貼っておきます。この丘陵地、野生馬である「御崎馬」が自然遊牧されてるんですよ。(あとで出てきます)

牧草の丘陵地と空のコントラストが気持ちいい日南フェニックスロード。

バーン!都井岬灯台です!たどり着きました。ここは全国でも16基しかない「のぼれる」灯台。のぼれる灯台は九州ではここだけな希少な場所。日本の灯台50選のひとつ。

白く映える都井岬灯台です。

しかーし!入り口の柵は閉まっており中に入れない様子。張り紙がしてあり「強風落下物のため閉鎖中」ですって。のぼれる灯台はいつでものぼれるとは限らない。。
そう、この都井岬、牧草丘陵が海に出っ張った岬であり、遮るものが何もないため四方からの風に吹きさらされがちのよう。この日も岬は強風がひどく、このあと柵に自転車たてかけて写真を撮ってたら自転車吹っ飛んだ!フレーム傷まみれ!(泣)

見晴らしのいい風景をバックに写真撮ってたら強風で自転車ふっとんだ。。。
フレームが傷だらけに。。実はこの日このあと同じように計3回風で倒れてさらにキズキズに。。

なかなかに厳しい強風の洗礼を受けましたが、売店でおばあちゃんが売ってたトビウオの天ぷらはうまかったです。ここでもう50年もお店出してるとか昔は観光客が多くて大晦日は初日の出を見に来る人相手に徹夜だったとかコロナで孫に会えないとかのお話聞きながら。。小腹を満たして灯台を後にします。

見た目は素朴だけど美味かったなぁ。。トビウオのすり身の天ぷら。
今回は灯台にのぼれなかったけど実は前回訪れたときにのぼったんです、と白状しておきます。

復路の日南フェニックスロード。前述したとおり、ここの丘陵地帯には日本在来種の特徴を純度高く残している「御崎馬」が生息しています。野生の馬が見られるのは国内ではここだけだとか。希少な天然記念物ですが人馴れしているのか近づいても我関せずで逃げません。

在来馬ってのはサラブレットと違って小ぶりなんですね。
恐る恐る記念写真。。
日南フェニックスロードの途中、小松ケ丘広場からの眺め。

御崎馬に別れを告げて、もと来たアップダウンをまた戻り都井岬離脱、一路、日南市を目指して海岸沿いを北上するルートをとります。

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