住んでる名古屋のおとなり県、岐阜県編は、今回郡上八幡へ行くことであらためて掲載することに。郡上八幡といえば街を流れる水路とか夏に橋から川に飛び込んで遊ぶ子どもたちの映像、、遠い田舎の夏、水のきれいな所、そんなイメージ。車で素通りしたことはあったけどちゃんと訪れたことがなかったので一度は自転車で行ってみたかった場所です。ただ、名古屋から自走だとけっこうな距離になるのでこれまで後回しにしていたところでした。
ルートとしては、名古屋から岐阜市内までのごちゃごちゃした市街地をショートカットして岐阜駅まで輪行。あとは長良川沿いを上流へ、国道156号ではなく、並行する県道を使って進む予定。国道はトンネルが度々ありますが県道には無いので。（自転車でトンネルはあぶないので極力避けたい）
自宅から名古屋駅まで自走。とはいえほんの10分程度で着きます。名古屋駅からそんな近くに住んでるの？の思われるかもですが、名古屋駅を堺にした東側の都市部に対して自宅のある西側は昔のままの下町住宅街。古い家が多く小洒落たお店は少ない、とてもじゃないけど名古屋駅から自転車10〜15分圏内とは思えないのんびりしたところです。ウチのすぐ近くなんか田んぼがありますし。
いつもの場所から10メートルくらい離れた場所で輪行作業。深い理由はないですが気分転換です。たまにはすこし違ったこともやってみよう、と。
JR東海道線6:10名古屋発大垣行き。最後尾車両の最後尾に輪行袋を結びつけました。運転席のある車両であれば先頭でも最後尾でも、また中間車両でもかまいませんので。
名古屋〜岐阜間はほんの30分程度。電車が動き出した後、先日のビワイチの写真をインスタにアップする作業に没頭していたんです。補正したり文章打ったり。ほどなく車内アナウンスで「〇〇駅〜、下り口は左側です」とスマホから顔を上げると大きな駅のホーム。あわてて結びつけた輪行袋をほどいてドアを降りました。改札を出るときれいな折り鶴のディスプレイ。七夕だから？写真撮っとこハム太郎。
駅舎の外に出て、自転車を組み立てて、さて、どっちに進めば良いのかな〜とスマホのGoogleMapを見ると。ん？んんん？？？ここ一宮駅！！慌てて降りたここは名古屋〜岐阜の中間地点、一宮市。七夕ディスプレイは有名な一宮市の七夕まつり関連、ってことか。なんという頓馬抜け。( ꒪⌓꒪)
仕方なく一宮からのスタートで郡上八幡を目指すこととなりました。
一宮から当初のスタート予定地だった岐阜駅を目指して北上。土曜の早朝とはいえ、街なかは車も信号も多くて走りにくいです。こういうストレスを輪行でショートカットしたかったのに。。1時間かかって岐阜市内に入りました。
水の郷、郡上八幡の水を飲みに①
朝7:50、まだ人通りもすくない岐阜市川原町の古い町並み。今日は郡上八幡を目指しての長良川を上流へとのぼるルート。金華山の上には岐阜城が（ちっちゃ）。前日たくさん雨がふったので水量が多くて濁ってってます。
水の郷、郡上八幡の水を飲みに②
岐阜市を出て1.5h程度で美濃市。装飾屋根「うだつ」が特徴的な古い町並み。長屋の仕切りにある小屋根がそれです。火災時の延焼防止の役割もあるようですが装飾要素が強いものだそうで、これを付けるにはそれなりの費用もかかるもの。そういうことから、うだつを建てる余裕がないようでは「うだつが上がらない」状態、だそうです。
美濃からは目的の郡上まで30kmちょっと。近い。高山、白川郷まで100km。行くか？行けなくないよね？いやいや往復だと帰りが遅くなるし今日は日帰りだしやめとこ。そんな自分会議もありつつ長良川沿いを北上。美濃を出てほどなく、国道をはずれてトンネルのない脇道ルートに入ります。車通りも少なく快適。
水の郷、郡上八幡の水を飲みに③
引き続き長良川に沿ってクネクネと北上します。目指す郡上八幡は山あいの町なのでそれなりに坂を上っていくことを覚悟してましたが意外と緩斜面ばかり。さほど心拍も上がることなくのんびりライド。猿も見かけました。少ししか動画とれなかったけど。
日本列島を人口比のやじろべぇにしたらこの辺が中心地になるということでしょうか。日本人口重心の地。「20世紀の」って書いてあるし少子高齢化の今はもう形骸化してる説。。
時折ルートは川を離れて田んぼのひろがる里山を通ったりも。田植えが終わったばかりですね。のんびりした空気感が癒やし。
川沿いには単線の長良川鉄道も走ってます。途中すれ違ったのは1両編成のディーゼル機関車。架線がないので電車ではないですね。車窓風景ながめながらのんびり輪行も良さそう。
車も（人も）少なくキツい坂もほとんどなく、そして景色も楽しみながらのルートをたどり、美濃を出て2時間くらいで目的地の入口、郡上八幡駅につきました。レトロな駅舎が風情良いです。この先が水の郷、郡上八幡の町並みです。
